「ありがとう」
今年のテーマはスマイルということでスタートしましたが、早速それを覆す出来事が起こりました。
愛犬が逝きました。
彼とは2009年に交際を開始した頃からの付き合いなので、私にとっては4年です。その間にはよく犬の映画で起こるようないろんなことが起こりました。外に干していたものはイタズラの対象になったり、ガレージのものがくわえてきては破壊するなど。深夜に(理由があってですが)吠え始めると近所迷惑になるので、起きてはなだめることも何度もありました。
こちらがそう思っているだけかもしれませんが、とても心優しい子で、臆病で、それでいて家を守ろうと必死に威嚇したり、子供の声が苦手とか。。。。本当に楽しいやつでした。
前日は暑かったので体を洗ってやり、7時頃には夕飯をあげたときは普通に見えたのに。
今朝、義母が朝食をあげようとドアを開けると、なにもいわずそのままガレージの中に入ってきてしゃがんだそうです。義母はあまり彼がガレージに入るのを快く思わないのですが、その時はなにか違うと思ったようで、7時半でしたがまだ寝ていた私達を起こし、彼を見るようにといってきました。
私がすぐにいくとかれは顔も床につけてぐったり。これはおかしいと思い、ミルクを与えてみましたが、それも飲みませんでした。妻にも伝え、すぐに近くの動物病院へ連れて行くことにしました。
彼女が彼を飼い始めてから一度も大病がないほどの強い犬だったので、こんなになるのは初めてだったので心配でした。
8時半、緊急で開けてもらい診察をしてもらいました。受付の人は採血や心拍などん基本診断をしてくれましたが、ことが深刻だと思ったのか、経験のある人に連絡し来てもらいました。X線撮影をし、腸がひっくり返っていることを確認。口に管を入れて、胃から出るものをだしましたが、出てくるのは水だけ。毛をシェーブしたあと、パンパンに膨れたお腹に針を指しガス抜き。しかし、もっと設備の良い病院へ行ったほうがいいという支持に従い、彼を車に再度のせて移動しました。
ホームブッシュのその病院に着いたのはすでに11時頃
ローカルの病院の連絡で緊急で見てもらいましたが極端なことを言えば二つの選択肢を言われました。
1. 手術をする しかし数日以内に亡くなる可能性もある
2. 安楽死
地元の病院でも同じ様なことをすでにいわれていたので、ここにすがる気持ちできましたが同じ事を言われさすがにショックでした。また手術費などの数字も言われ、それらを考慮して判断したほうがいいと言われました。
彼と9年以上も過ごしてきたうちの奥さんは表現できないほど泣き崩れました。二人で少しの間話をし、それでもまだ可能性があるのであればと手術をお願いしました。
診察室に通され、足のあちこちにケーブルや管を刺され、口には酸素マスクがつけられた彼を見ました。目はまだあけていましたが、だいぶ疲れているようでした。そして手術前に彼と挨拶をして部屋を出ました。
これが彼が生きている最後の挨拶になりました。
「いっしょに帰ろうな」
14時
病院から電話があり、彼が逝ったこと、死因、どういう処置をしたのかなどをお医者さんは話してくれましたが、ほとんど頭に入りませんでした。
14時半に再び病院に行き、彼と会いました。
奥さんは中国の慣習からか見るのを控えるようにと義母に言われたので、会いたいと言っていましたが私がひとりでみました。お腹には縫ったあとがありましたが、顔は寝ているようにしか見えません。耳はぴんと立っていて、ジャーマンシェパードの凛々しい風格もありました。でも触っても当然動かなく、目も開けてくれませんでした。よく振っていた尻尾はベッドの外に垂れていて、足の裏はいっぱい歩いたよと言っているかのような硬さが印象的でした。
お医者さんからまた話を聞き、彼が手術を開始した直後にショック死(心臓麻痺)でなくなったことを聞きました。すでに腸捻転で付近の組織が死んでいたので、仮に手術が成功していても付近のバクテリアなどですぐにだめになっていただろうとも。
彼は臆病であまり屋外で他の犬達とかと遊ぶことができませんでした。家の裏庭を駆け回っていた彼。僕らが部屋を出ていったあとに魂だけついてきちゃったのかもしれません。
16時
彼を火葬して灰にしてくれるように頼みました。日本で言う骨壷に当たる箱を受付で選んで病院をあとにしました。
いまはいろんな思いが巡っています。
後悔ばかりでしょうか。
どんな死でもそうなのかもしれませんが、もっとなにかをしてあげたかったという思いがでてくるのが本当に悔しいです。おそらく昨夜なにかがおこってすごくもがいたんだと思います。庭の彼のフンはあちこちに飛び散っていて、積んでいたレンガも落ちていました。苦しんで苦しんで朝を迎えて私達に必死に訴えたんだと思います。「くるしいよ」って。
いなくなってまだ半日も経っていませんが、これから色々整理していこうと思います。うちの奥さんが心配です。スマイルでいるのはとてもつらい今日でした。
名前:Oscar
犬種:ジャーマンシェパード
誕生日:23JUL2003
死ぬ直前の体重:33kg
死因:腸捻転から付近の組織が壊死、直接の死因は心臓麻痺
2013年1月6日(日) 13時20分 永眠
いまはまだ、うちのまわりをうろついているかもしれない彼の魂にこう伝えました。
「いままで家を守ってくれて、ありがとう。今度は子供を守ってね。
本当にありがとうOscar」
今年のテーマはスマイルということでスタートしましたが、早速それを覆す出来事が起こりました。
愛犬が逝きました。
彼とは2009年に交際を開始した頃からの付き合いなので、私にとっては4年です。その間にはよく犬の映画で起こるようないろんなことが起こりました。外に干していたものはイタズラの対象になったり、ガレージのものがくわえてきては破壊するなど。深夜に(理由があってですが)吠え始めると近所迷惑になるので、起きてはなだめることも何度もありました。
こちらがそう思っているだけかもしれませんが、とても心優しい子で、臆病で、それでいて家を守ろうと必死に威嚇したり、子供の声が苦手とか。。。。本当に楽しいやつでした。
前日は暑かったので体を洗ってやり、7時頃には夕飯をあげたときは普通に見えたのに。
今朝、義母が朝食をあげようとドアを開けると、なにもいわずそのままガレージの中に入ってきてしゃがんだそうです。義母はあまり彼がガレージに入るのを快く思わないのですが、その時はなにか違うと思ったようで、7時半でしたがまだ寝ていた私達を起こし、彼を見るようにといってきました。
私がすぐにいくとかれは顔も床につけてぐったり。これはおかしいと思い、ミルクを与えてみましたが、それも飲みませんでした。妻にも伝え、すぐに近くの動物病院へ連れて行くことにしました。
彼女が彼を飼い始めてから一度も大病がないほどの強い犬だったので、こんなになるのは初めてだったので心配でした。
8時半、緊急で開けてもらい診察をしてもらいました。受付の人は採血や心拍などん基本診断をしてくれましたが、ことが深刻だと思ったのか、経験のある人に連絡し来てもらいました。X線撮影をし、腸がひっくり返っていることを確認。口に管を入れて、胃から出るものをだしましたが、出てくるのは水だけ。毛をシェーブしたあと、パンパンに膨れたお腹に針を指しガス抜き。しかし、もっと設備の良い病院へ行ったほうがいいという支持に従い、彼を車に再度のせて移動しました。
ホームブッシュのその病院に着いたのはすでに11時頃
ローカルの病院の連絡で緊急で見てもらいましたが極端なことを言えば二つの選択肢を言われました。
1. 手術をする しかし数日以内に亡くなる可能性もある
2. 安楽死
地元の病院でも同じ様なことをすでにいわれていたので、ここにすがる気持ちできましたが同じ事を言われさすがにショックでした。また手術費などの数字も言われ、それらを考慮して判断したほうがいいと言われました。
彼と9年以上も過ごしてきたうちの奥さんは表現できないほど泣き崩れました。二人で少しの間話をし、それでもまだ可能性があるのであればと手術をお願いしました。
診察室に通され、足のあちこちにケーブルや管を刺され、口には酸素マスクがつけられた彼を見ました。目はまだあけていましたが、だいぶ疲れているようでした。そして手術前に彼と挨拶をして部屋を出ました。
これが彼が生きている最後の挨拶になりました。
「いっしょに帰ろうな」
14時
病院から電話があり、彼が逝ったこと、死因、どういう処置をしたのかなどをお医者さんは話してくれましたが、ほとんど頭に入りませんでした。
14時半に再び病院に行き、彼と会いました。
奥さんは中国の慣習からか見るのを控えるようにと義母に言われたので、会いたいと言っていましたが私がひとりでみました。お腹には縫ったあとがありましたが、顔は寝ているようにしか見えません。耳はぴんと立っていて、ジャーマンシェパードの凛々しい風格もありました。でも触っても当然動かなく、目も開けてくれませんでした。よく振っていた尻尾はベッドの外に垂れていて、足の裏はいっぱい歩いたよと言っているかのような硬さが印象的でした。
お医者さんからまた話を聞き、彼が手術を開始した直後にショック死(心臓麻痺)でなくなったことを聞きました。すでに腸捻転で付近の組織が死んでいたので、仮に手術が成功していても付近のバクテリアなどですぐにだめになっていただろうとも。
彼は臆病であまり屋外で他の犬達とかと遊ぶことができませんでした。家の裏庭を駆け回っていた彼。僕らが部屋を出ていったあとに魂だけついてきちゃったのかもしれません。
16時
彼を火葬して灰にしてくれるように頼みました。日本で言う骨壷に当たる箱を受付で選んで病院をあとにしました。
いまはいろんな思いが巡っています。
後悔ばかりでしょうか。
どんな死でもそうなのかもしれませんが、もっとなにかをしてあげたかったという思いがでてくるのが本当に悔しいです。おそらく昨夜なにかがおこってすごくもがいたんだと思います。庭の彼のフンはあちこちに飛び散っていて、積んでいたレンガも落ちていました。苦しんで苦しんで朝を迎えて私達に必死に訴えたんだと思います。「くるしいよ」って。
いなくなってまだ半日も経っていませんが、これから色々整理していこうと思います。うちの奥さんが心配です。スマイルでいるのはとてもつらい今日でした。
名前:Oscar
犬種:ジャーマンシェパード
誕生日:23JUL2003
死ぬ直前の体重:33kg
死因:腸捻転から付近の組織が壊死、直接の死因は心臓麻痺
2013年1月6日(日) 13時20分 永眠
いまはまだ、うちのまわりをうろついているかもしれない彼の魂にこう伝えました。
「いままで家を守ってくれて、ありがとう。今度は子供を守ってね。
本当にありがとうOscar」
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