忍者ブログ

2024/11/18 (Mon)
「[PR]」
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



2011/10/20 (Thu)
「いろんな移民」
Comments(0) | TrackBack() | AMEP
AMEPの話ですが、新しいクラスメートと話をしました。

彼はRefugeeで船でオーストラリアに亡命してきたそうです。船でオーストラリアに到着した時、密入国者となるため強制的に施設に移されました。クリスマスアイランドとのこと。そこには中東、スリランカ、バングラディッシュ、ミャンマーなどの人が1000人以上いて、彼は18人の亡命者と一緒の部屋で生活していたそうです。

彼はいくらかしっかりしたバックグラウンドがあったためか、4ヶ月ほどで施設を出られたそうですが、中には2年近く施設で暮らす人もいたそうです。

亡命者が施設を出ると永住VISAではなく、プロテクションビザを得るらしく、この時点でオーストラリアの社会保険が適用され生活もいくらか保証されます。しかし市民権を得ることはできずパスポートも当然有りません。数年間はこの状態が続き、その間、犯罪や問題を起こさなければ自然に市民権も得られるのだとか。

同じクラスで共に勉強していても、ここにきた理由や経緯はバラバラ。密入国者が市民権をもった後、国に残した家族を呼ぶというケースや、学生ビザで入国し就労ビザを取得して市民権を得る人もいます。私のように市民権を持つ人と結婚してくる人もいますし、事情は違うにせよこの国で生活しているのは確かです。

ただ亡命者に対する風当たりは厳しいようです。まず就職はきまりづらい(違法な経緯で入国してきたので信用がない)。亡命者の中には現地の大学を出て立派に職歴を持った人もいるそうですが、それさえも信用できないらしいです。偽造という可能性もあるので。

また子供をいい環境で育てたいと、両親が学生ビザを取得して東南アジアからオーストラリアに家族でやってきて、どうにか永住できないかと模索している人たちもいます。彼らにすると密入国した者が永住権を持ち、社会保障を受けられることに疑問をもつかもしれません。
また税金とかのこともあり、快く思ってない人はいると思います。

私はそういう現実をあまり知らずにこの数カ月過ごしていて、クラスにもそういう背景の人もいることに気付かされました。クラスメートはとてもまじめで私より英語ができます。私自身、恵まれた環境できたのだから彼らよりしっかり勉強しなくてはと思う今日この頃です。
PR


トラックバック

トラックバックURL:

コメントを投稿する






<< トランジットレーン  |  ホーム  |  アルバム作成 オンライン >>