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2012/01/21 (Sat)
「オーストラリアの歴史」
Comments(0) | TrackBack() | オーストラリアのこと
来週の26日はオーストラリアの日です。

何の日かというと、
イギリスからオーストラリアへの最初の入植した日らしいです。

先週のAMEPの授業はオーストラリアについての話となり、私たちの先生が別の講座でオーストラリアの歴史や地理を教えていることもあって(移民のプログラムとして毎週土曜日の午前中 数ヶ月にわたっての講座。これを受講し修了すると、オーストラリア国籍取得時のテストが免除になるんだとか。うわさですけど。)いい話が聞けました。

いくつかのクイズがあって たとえば
1. オーストラリア国歌のタイトルは?
2. 国旗にはいくつの星が描かれている?
3. 20セント硬貨に描かれている動物は?
4. NSW州のPremierの名前は?
5. 子供のカンガルーをなんという?(ワラビーではない)
6. Vegemiteの主成分は?
7. オーストラリアの州とテリトリーはいくつ?
などなど


興味深いところでオーストラリアの歴史を簡単にメモしておきます。
下記は授業でもらった文書を元にしてます。


オーストラリアの最初の住民は、40,000年前に東南アジアから船で渡ってきた人たちで、そのころはまだ海面も低く小さなボートで行き来できたそうです。アボリジニという先住民の名前は有名ですが、大きく分けて二つのグループがあり、ひとつはこの4万年前に来た人と、数千年前にインドネシアの島々からやってきた人たちとのこと。この二つのグループは交易をしており東南アジアの果物などがオーストラリアに持ち込まれたそうです。有名なのがTamarindという豆みたいな果物で北オーストラリアの海岸でよく見られます。

中国の古い地図にはすでにオーストラリアの存在が認められるものもありますが、ヨーロッパの歴史では15世紀のコロンブスの航海までアメリカだけでなくオーストラリアの存在も認められていませんでした。(誰かが言っていた話ですが、未確認でありながら、インドの南に大きな大陸があると古代ギリシャでは思われていたそうです。)そして16-17世紀の航海時代で多くの人々が新しい土地を求め海に乗り出しました。

18世紀にオランダ人がインドネシアへの航海中に遭難し、西オーストラリアに漂流。しかしその土地は太陽がさんさんと照りつけ乾いた土地。なにもない岩だらけの場所だったため、彼らは役に立たない土地と決めつけました。

1770年にイギリス人としてはじめてキャプテンクックが東海岸に到着しました。キャプテンクックは交易できる土地や有効な土地を探すことを任務としてましたが、科学的なことにも興味があり船には植物学者も乗り込んでいました。ジョセフ・バンクスという植物学者はこの土地で多くの見たことのない植物を発見し現在ではBanksiaとよばれる植物に彼の名前がついています。またBotany BayはBotanicからきているそうです。

キャプテンクックは帰国後に有効な土地を発見したことを政府に伝えましたが、政府はとくに興味を示さずこの話題は保留にされました。

しかし数年後、アメリカ独立戦争での敗北で、イギリスの流刑地として利用していたアメリカが受け入れを拒んだため、政府はアメリカに代わる土地を検討した際、クックの話を思い出しオーストラリアを流刑地に決めました。そしてに囚人を含めた船団を送りました。1030名の船団には新しい土地でも生活できるように工具や食べ物、植物の種、薬、家畜なども一緒に運ばれたそうです。

9ヶ月かかってシドニーに到着。クックがボタニー湾に到着したのは秋でしたが、この船団が到着したころは真夏。少ない飲料水に船団は少し移動し、現在のシドニー湾に到着しました。

すべての移動が終了し落ち着いたころ、彼らはイギリス国旗をこの地に立てたそうです。(これはかなり作り話っぽい気がしますが。)それが1788年1月26日。



入植後の開拓の話や先住民との共存問題など話はさらに続きますが、とりあえずここまで。


オーストラリアの開拓民の話を聞くと昔見た「南の虹のルーシー」を思い出します。いずれアデレードに行ってみたいと思いますが、その前にシドニーの歴史を少し勉強したいと思います。

来週、AMEPの夜間クラスでは珍しくExcursion(遠足)が行われ、夜にロックス周辺を散歩する予定です。先生方が歩きながら町の説明をしてくれるというので無料のツアー感覚で参加するつもりです。
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